羽黒山(はぐろさん)(標高414m)

 出羽三山と芭蕉・1689年6月(旧暦)、芭蕉と随行者曾良は「おくのほそ道」記行の途上、出羽三山を訪ねて羽黒山に登って「有難や雪をかほらす南谷」と読み、俳諧興行の時を過ごしました、そして月山から湯殿山へと旅したのでした。鳥海山・月山(山と高原地図)
 羽黒山の入口随伸門をくぐり参道に入ると、ふっと空気が変わるのを感じるでしょう。敷き詰められた石畳の階段を下れば、遠くからせせらぎが聞こえてきます。参道沿いに立ち並ぶのは、樹齢350年から500年を超す老杉。その中へ歩みを進めると、清々しさに満たされてくる―これが山頂まで1.7㎞続く羽黒山参道。新たに生まれ出るための産道と伝えられる山道です。
石段参道丨羽黒町観光協会



出羽三山神社・三神合祭殿
三神合祭殿前の鏡池参拝所で挨拶を済ませ


三神合祭殿正面・参拝
左に湯殿山神社・月山神社・右に出羽神社と大きな山神社号額


蜂子社
出羽三山開祖と仰ぐ蜂子皇子(はちこのおおじ)を祀るお社である。と案内板あり


三の坂
もうすぐ羽黒山三神合祭殿・もうひと踏ん張り


南谷別院跡・通称「南谷」へ寄り道
「おくの細道」の旅で芭蕉が泊まった別院跡


二の坂・急な石段が続く
長い坂をしばらく登り、二の坂茶屋で休憩かな。


二の坂。老杉が並ぶ石段
右側に二の坂とある大きな石版案内


一の坂・ここから参道2446石段
羽黒山参道・一の坂登り口の杉並木


国宝羽黒山五重塔
東北地方では最古といわれ平将門の創建と伝えられている


不動尊像・須賀の滝を背景
岩戸分神社・不動尊像・祓川神社と並ぶ姿が印象的


祓川神橋
随伸門を抜け継子坂を下りお社前を通ると祓川にかかる赤い神橋・神妙な気持


鳥居をくぐり随伸門

羽黒山参詣道の入り口に立つ赤い山門が随神門(ずいしんもん)
左右に悪霊の進入を防ぐ門番の豊石慈神(とよいわまどのかみ)と櫛石慈神(くしいわまどのかみ)が剣と弓矢を持って鎮座している・・・・人の世界とご神域である山を分かつ随伸門。ここを くぐるといよいよ羽黒山にはいってゆきます。
羽黒町観光協会

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
鳥海山登山ガイド協会会員
JMGA資格認定・登山ガイドⅡ
撮影 平成23年6月5日(日)晴
あれから9年を経て掲載

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