黒沢峠(くろさわとうげ)(標高471m)

山・黒沢峠ある記
 置賜文化フオ―ラムの中に越後米沢街道十三峠についてとあります。この街道は今から約500年前に置賜地方から越後へと通じる街道として、伊達14代の稙宗(たねむね)によって大里峠が開かれ江戸時代に上杉藩になってから、下図のように小松(現川西町)~手の子(現飯豊町)~小国(現小国町)~玉川(現小国町)~下関(新潟県関川村)のルートとなり、この中に13の峠があるため、「十三峠」と呼ばれるようになりました。(下図は省略)諏訪峠、宇津峠、大久保峠、才ノ頭峠、桜峠、黒沢峠、貝淵峠、高鼻峠、朴ノ木峠、萱野峠、大里峠、榎峠、鷹巣峠となります。十三峠を通った人物で著名なのは、イギリスの女性旅行家イザベラ・バードです。と説明あり。
 今回は源流の森センター歩山クラブ企画の峠歩きです。小雨の中、黒沢峠祭り広場で峠祭り準備の忙しい所を通り抜け、峠の敷石とブナ黄葉や木々紅葉のしっとりとした風景がとても絵になっていた。お祭り広場(10:30)・座頭ころび・石切場跡・楢ノ木平・途中で祭り広場に帰る参加者達と会いしばらく談笑・案内人の舟山功さん蓑とスゲ傘が似合うね・一里塚・古屋敷・峠頂上(426m)・市野々に下る・市野々峠入り口駐車場所(12:10)・横川ダム白い森おぐに湖は桜峠と黒沢峠の間に位置・飛泉寺のイチョウ広場に車で移動(12:30)・横川ダム支所玄関先で昼食(13:00~13:40)ダム管理支所の方に親切にして頂き感謝・九才峠を通り源流の森センター(15:00)



黒沢峠(426m)敷石風景
「越後街道」十三峠のひとつ黒沢峠の苔むした敷石(石段)


黒沢峠標柱・お祭り広場を通ると標柱
本日は黒沢峠祭り準備中の地元の方々に挨拶してから峠に向かう


峠の敷石に感心しながら歩く仲間達


黒沢峠祭りの参加者達と楽しく談笑
案内人の“舟山功さん”蓑とスゲ傘はとても似合ってるね!


ブナ大木と一里塚
十三峠の他の峠では「一里抗場」とよばれているが
黒沢峠のものには塚があるために「一里塚」と呼んでおり・・・黒沢峠敷石保存会


もうすぐ古屋敷で一休み
古屋敷・延享三年(一七四六)に黒沢の伊藤平太郎が
この地に茶屋(助)を開いたといわれている。・・・黒沢峠敷石保存会


黒沢峠頂上四二六米
雨と紅葉とくぼんだ敷石のしっとり感が良いね…と誰かが呟く


峠頂上から市野々に向かう敷石


どんな話をしているのかな?
見晴らしが良いのでちょっと立ち話


黒沢峠口入口の標柱。市野々側
横川ダム白い森おぐに湖は越後米沢街道の「桜峠」と「黒沢峠」の間に位置します。
車でイチョウ広場へ移動(徒歩での予定でしたが)


飛泉寺のイチョウ・樹高:およそ25m、幹周り(目通り):7m
白い森おぐに湖を横断(もぐり橋)できるのは
ダム湖の水位が下がる6月16日から9月30日の好天の間です。と案内あり

 10月29日(日)黒沢峠祭り、地元の方々は忙しそうに準備中でした 山形県源流の森センター企画:歩山クラブ黒沢峠を散策、参加者9名
 小国町舟山功で検索;舟山功さんの経歴が紹介されています。

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
JMGA資格認定・登山ガイドⅡ
撮影 平成29年10月29日(日)雨時々曇

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