蔵王 御田ノ神(ざおう おたのかみ)(標高1545m)

 蔵王国定公園御田ノ神園地湿原は木道など整備され無雪期は湿原植物が楽しめる場所です。厳冬期の御田ノ神湿原は雪に埋もれ、その周辺のアオモリトドマツ樹林帯が見事な樹氷の姿となるのです。厳冬期が過ぎ3月中旬に天気予報を確認して装備を整え山スキーで登山です。ライザワールドスキー場駐車場へ、リフトに乗り上部まで。少し登りスキーにシールを張る場所を確保して準備する。
 急な登りを暫く歩くとアオモリトドマツ樹林帯が広がり、少し行くと御田ノ神雪原となり避難小屋を目印にして周辺の散策をするのです。天気が良いので熊野岳に登る。



御田ノ神避難小屋
アオモリトドマツ、中丸山、朝日連峰を背景


中丸山(標高1562m)
スキー場リフト中間乗り場付近より


遠くに吾妻連峰を望む
山スキーで登り見る風景


風もなく穏やか、振り返ると朝日連峰


アオモリトドマツと朝日連峰


アオモリトドマツにエビのシッポ


アオモリトドマツ樹林帯
杉ヶ峰(1745m)・屏風岳(1817m)の姿


刈田岳(1758m)
アオモリトドマツの広がりを知る


熊野岳(1841m)
天気の良さに熊野岳に登ると決め、行動


熊野岳(1841m)
アオモリトドマツの間から覗く


樹氷
強風に向かって樹氷が成長する。


中丸山・朝日連峰
後ろを振り返り見る風景(北西方向)


リフト乗り場跡
現在、跡地は登山道として整地されている


御釜・馬の背からの眺め
そ~っと覗く・雪庇の心配あり


齋藤茂吉歌碑と蔵王山神社
熊野岳(1841m)付近の風景


岩氷
エビのシッポが見事


出会い・お二人さん
天気が良いので山スキーで登山


御田ノ神避難小屋
熊野岳から静かに滑り小屋脇で休憩して下山

 御田ノ神周辺の樹氷らしき姿と熊野岳周辺の岩氷の姿を楽しむ ことができ、標高の違いの厳しさを再認識すること出来ました。
 御田の神1545m周辺のアオモリトドマツ樹林帯(蔵王いろは沼1450m周辺、御田ノ神1545m周辺、芝草平1650m下部周辺)標高1650m~1450m付近にアオモリトドマツ林があると思われる。現在、気候変化に伴いアオモリトドマツに変化(枯れ、虫食害)が現れている。
 10年前はアオモリトドマツに変化が現れるとは思いもしませんでした。

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
鳥海山登山ガイド協会会員
JMGA資格認定・登山ガイドⅡ
撮影 平成25年3月15日(金)晴
あれから10年の歳月が流れ
文 令和5年 2月下旬

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