蔵王(ざおう)(熊棚(くまだな))

 蔵王熊野岳(1841m)から名号峰(1491m)の途中に追分分岐があり、登山道は深い沢(八方沢上流)を数ヶ所渡り、雨量計設置場所付近、鍋倉不動門前を通り蔵王湖(蔵王ダム)への登山道があります。
 冬期はとても近寄ることができない場所ですが、積雪安定期になり熊棚の観察(平成28年3月30日(水))に行こうと蔵王山岳インストラクター仲間に連絡があり、自称(オヤジ)の案内を楽しみにしているのです。蔵王の気象変化が激しいので地蔵尊に参拝しながら、オヤジは判断をしていると思われます。そしてカンジキを履いて行動開始です。



熊棚
ブナの枝折り敷き実を食べる所


蔵王地蔵尊 高さ(2.34m)
災難よけの地蔵と呼ばれています・参拝


地蔵尊周辺で天候を確認して


尾根から名号峰(1491m)方面を望む


オヤジからの説明あり・慌てないでね


雁戸山(1485m)・南雁戸山(1486m)を覗く
アオモリトドマツ原生林の合間から


ブナ林で熊棚を探す


熊棚・見つけたね


周辺を歩き、立派な熊棚を見つける


撮影に夢中になる仲間


さすが“オヤジ”の案内・談笑


カンジキを背負い下山
雨量計側で休憩、鍋倉不動を参拝して


分岐案内あり・鍋倉不動、追分経由・熊野岳


蔵王ダム管理事務所前
研修を兼ねて熊棚観察・仲間の笑顔


北蔵王(雁戸山)の山並み風景 中央の尾根伝いに下山・左下方に葉の木沢


中央に母熊と小熊2頭の熊棚かな?
(親子熊を想像して・平成24年3月30日撮影)

 蔵王地蔵尊(標高1660m)付近の森林限界と思える場所から沢を下り、尾根に登りダケカンバやアオモリトドマツ林・ブナ林・ナラ林と標高で樹木が変化するのです。
 ブナの実が旨いのか木の枝が座り心地が良いのかブナ林で熊棚が見つかるのです。ブナの実が不作の年はナラ林を探し、そして雨量計(標高約1050m)付近で休憩(昼食)にします。鍋倉不動に参拝して鍋蔵不動分岐案内場所から蔵王ダム管理事務所前まで歩き、そこで熊棚の話で盛り上がるのです。
蔵王地蔵尊9:20頃~管理事務所前14:30頃着
案内“オヤジ”山口勝美氏・山形県自然公園管理人・ 観察参加者(會田・伊藤・高橋・金田・奥山・吉田)蔵王山岳インストラクター仲間・特別参加者1名・お疲れ様です。

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
鳥海山登山ガイド協会会員
JMGA資格認定・登山ガイドⅡ
撮影 平成28年3月30日(水)曇時々晴
あれから6年が経ち
文 令和4年3月中旬
撮影記録より

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