蔵王(ざおう)(熊野岳(くまのだけ)1841m)

 蔵王樹氷の現状 ここ数年の間に樹氷の姿が痩せ細り、どうしてなのかと多くの方々から聞かれます。山形市の蔵王地域で樹氷を形成するアオモリトドマツに「トドマツノキクイムシ」の食害が拡大していることが東北森林管理局などの調査で分かった。同地域で2013年に確認されたガの一種の「トウヒツヅリヒメハマキ」による被害は終息傾向にあるが、ガの食害で弱ったトドマツにキクイムシが入り込み状態を悪化させている。と報道されています。当初はアオモリトドマツの葉なくなり枝先がむき出しになり、その後木全体が枯れ、細い枝からなくなり現状のアオモリトドマツの様子では、樹氷に必要なアオモリトドマツに異変が起きています。



熊野岳(1841m)鷲岩を頭に見立て鷲が飛ぶ姿に見る
蔵王山噴火警戒レベル2解除、レベル1となり熊野岳登山可


地蔵岳(旧地蔵山1736m)樹氷・2万5千分1地形図より
ここ数日暖かくなり樹氷が落ちたアオモリトドマツと青空


地蔵岳(1736m)山頂、飯豊連峰、朝日連峰を背景に
天気が良いので地蔵岳まで登山(アイゼン装着)と笑顔で返事


熊野岳から蔵王沢が広がる風景に感激
見晴らしの良い場所に案内、山好きと服装で判断、出会いかな


蔵王沢、白い三角が中丸山(1562m)、奥に飯豊連峰の山並み
積雪の蔵王沢に近寄るなと教えられているが天気が良いので調査に


地蔵岳南斜面で休憩(自称、オヤジ)
蔵王沢、イロハ沼、上山市、白鷹丘陵、奥に飯豊連峰、朝日連峰が展望


観松平周辺からの熊野岳
蔵王沢近辺のキタゴヨウマツとアオモリトドマツ混成林


アオモリトドマツ林の間から地蔵岳、熊野岳
ユウトピアゲレンデ~黒姫ゲレンデへの連絡コースから望む


ブナ霧氷
霧氷が青空に映える、なんか嬉しくなるね


三宝荒神山(1703m)地蔵岳(1736m)熊野岳(1841m)
樹氷高原駅から少し歩くと広がる風景、山の連なり

 本日の案内:自称オヤジ(山口勝美氏)山形県自然公園管理人として 調査を兼ね地蔵岳南斜面を下る、天気予報を確認して行動

 3月6日(火)14時に蔵王山噴火警戒が解除され一般噴火としてレベル「1」になりました。レベル「1」活火山であることを認識して登山しましょう。

撮影・文 吉田善春
蔵王山岳インストラクター協会会員
JMGA資格認定・登山ガイドⅡ
撮影 平成30年3月7日(水)晴

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